7月19日〜22日の3泊4日、千葉県館山市にある本学・館山ステーションを拠点に、海洋政策文化学科1年生の「フレッシュマンセミナー(臨海実習)」がおこなわれました。


 海洋政策文化学科のフレッシュマンセミナー(臨海実習)では、海と人との共生にかかわる現状や問題点について、グループによる研究調査活動や事前学習のプレゼンテーションを行うとともに、漁協や水族館などの施設見学や自然体験活動などを行います。また、フレッシュマンセミナーは1年生前期に開講されている「海洋政策文化入門」や「情報リテラシー」とも連動しており、このような講義科目によって事前準備をしっかり行ってから、現地入りする体制となっています。

 

 今回は、館山市役所の経済観光部ならびに総合政策部、東安房漁業協同組合、鴨川シーワールドの皆様を訪ね、施設見学やお話をお伺いました。その際には、学生からの多くの質問にも快く応じて頂きました。また、館山ステーション地先の海域では、磯観察とスノーケリング活動を行い、自然体験活動を通じて水圏環境教育やマリンスポーツの安全管理についての考えを深めました。訪問先のみなさまや坂田ステーションのみなさまのご協力に、この場を借りて深くお礼申し上げます。毎晩と最終日のプログラムでは、事前学習に加え各訪問先や実習で得た知見をまとめ、班別にてプレゼンテーションを行い、活発なディスカッションが展開されました。朝から夜までの活動でしたが、学生のみなさんの積極的な参加もあり、大変有意義な時間を過ごすことができました。

 

 また、館山ステーションにおける共同生活では、同級生や教員との交流を持ちながら、規則を遵守して、お互いが迷惑を掛けることのないよう配慮する気持ちを養うことができました。学生のみなさんは人間的にも、一回り成長した感がありました。

 

 天候にも恵まれ、とてもよい実習になりました。参加学生のみなさんは、今回の実習を通して、海洋政策文化学科における専門的な学びの基礎を作ることができたものと思います。

(支援教員:高橋、萩原)