日米文化の相違を理解し、異文化衝突の解決策を考えます。
日本人が尊重する「和」と対照的な欧米の個人主義、日本的な年功序列とアメリカの平等など、アメリカ社会の考え方や社会の仕組みを知り、日本人が国際的に活躍するために必要な理解と対策提言力が目標です。
ゼミではアメリカ環境文学の作品を読み、文学が政治対策を動かした一例として、アメリカの環境保全政策の生みの親とも呼ばれるレイチェル・カーソンの『沈黙の春』を研究するなど、海洋政策と文学の接点を探ります。
20世紀におけるヨーロッパおよび日本における文化思想の概略を追います。
具体的にはソシュール、ブルトン、ベンヤミン、夏目漱石、レヴィ・ストロース、バルト、ドゥルーズ、サイードなどをとりあげて講義するつもりです。
文化に対する批判的かつ創造的な視点を獲得するのが目標です。
文化が時代の社会的・思想的影響をどのように受けて生産されているかを分析します。
表現されたものの「意味」を考え分析する従来のアプローチでは見えにくい部分 ―― 何かのイメージが世間一般に認知され定着してゆくプロセスなど ―― に光を当て、文化を構成するさまざまな表象が成立する契機について批判的に考察できるようになることが目標です。
研究の対象となるのは、ハイ・カルチャー(文学・美術・演劇等)だけでなく、広く大衆文化(ハリウッド映画・アニメ・ポップス等)も含みます。
「自然」「環境」をキーワードに、アメリカの文学、歴史を研究します。
自然に焦点を当てることで、主流のアメリカ文学や、歴史の研究を扱うことが少なかった側面(先住民の自然観、ナショナリズムと自然描写の関係など)を明らかにすることが目的です。また、最終的には、受講生各自がテーマを決め、小論文を完成させることを求めています。
論旨のある、首尾一貫した論文を書くテクニックを身につけることも目標です。

担 当 教 員 授 業 科 目
小暮 修三
日臺 晴子
小山 尚之
Gwen Uchida
大野 美砂
・多文化環境論 ・Advanced English
・身体文化論 ・海洋文学 ・海洋文明論 ・実践的基礎文学
・国際文化思想論 ・環境文学 ・海洋政策文化インターンシップ
 ・English Nagotiation ・English Presentation